人生はチョコレートの箱…
Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get.(人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない)
(映画「Forest Gump」より)
今回はとあるサンデーブログ風にセリフの引用から始めてみました。なんだかブログに少し高尚な感じが出た気がしますね。
別に、カッコよかったから自分もやりたかったわけじゃないんだからねっ!(↓イメージ)
という訳で、今回は先週金曜日に見た映画の感想回です!年末から仕事が忙しくなって、メンタルが疲れていたんですが、金曜日にやっと落ち着いて家に帰ってから無性に何かしたくなった結果、勢いで映画を見てしまいました。今回紹介する映画はこの3本!
この3本を金曜日の夜から土曜の朝にかけてみました。はい、もちろん疲れました。でも!どれもいい映画だったので、その良さを一端なりとも伝えることが出来ればと思います。
ガッキー主演の卓球映画「ミックス。」
ミックス。は2017年公開の映画。ガッキーと瑛太が主演です。私も当時は気になっていたものの、なんとなくタイミングが合わずに見そびれていました。そして、先週金曜日。なんとなくAmazon Primeを見ていると、「ミックス。」が配信されていたので、勢い余って見始めてしまいました。
卓球をテーマにした新感覚のロマンティック・コメディ。主人公の多満子が元・プロボクサーの萩原久と混合ダブルスをくみ、卓球クラブの再建を目指す。(Wikipedia)
どんなストーリーか気になる人はぜひ見てください(決して説明が面倒になったわけではない)。端的に言うと、主人公の多満子が卓球選手の男にフラれて、復讐のために大会に出るというお話です。
「面白い!」だけじゃない!
この映画は、コメディ映画なのでもちろん面白いのですが、それだけではありません。卓球を通じて登場人物の人生を描いています。多満子がコーチを務める「フラワー卓球クラブ」に集まる人たちが、今までの人生に向き合い、そして乗り越えていく。そんなドキュメンタリー要素もあります。元ヤンのセレブ妻、トマト農園を営む夫婦、そして不登校の高校生。それぞれが、どのような思いで練習し、試合に向かっていくのかというところにも注目してほしいと思います。
例えば多満子は、子供のころに母のスパルタ指導が嫌で卓球から逃げています。しかし、自分を捨てた男への復讐から再びラケットを手に取ります。そんな彼女が必死に練習を積み、大会の決勝戦でその男と対戦することになりますが、その時多満子は何と対峙していたのか。対戦相手か、母の面影か、自分の過去か、あるいは他の何かか。ひたすら卓球に向き合って努力していく様は見ていて何か書きたてられるものがありましたね。きっと、卓球がしたくなると思います。
こんなときに見てほしい
- 元気がないとき
- 頑張りたいとき
- 卓球がしたいとき
- ガッキーが見たいとき
上記のいずれかに当てはまる人も、当てはまらない人も是非見てほしい映画です!
ちなみに同じ卓球映画なら、「ピンポン」もおすすめです!
日常がすべて放送されている?!「トゥルーマンショー」
トゥルーマンは保険会社の平凡なセールスマン。しかし彼は自分の生活が少し変だと思い始めた。もし自分の人生が、実は“演出された作りもの”だったら…'(Amazon Prime Video紹介文)
もし、あなたの生活がすべて撮影されていて、世界中に放送されていたら?あなたの家族、友人、同僚がみんなその役を"演じている"役者だったら?この映画の主人公「トゥルーマン」は、超長寿人気番組「トゥルーマンショー」の主人公。しかし、生まれたときからその番組の中にいる彼はそのことを知りません。ちなみにトゥルーマンはこんな人↓
この予告のシーンは、トゥルーマンが旅に出ようとバスに乗るシーンです。番組スタッフからすると逃げられては困るので、わざと車を壊しトゥルーマンを足止めしています。
トゥルーマンショーにはCMがないので、トゥルーマン以外の登場人物が日常の中でさりげなく商品を紹介します。彼の友人のマーロン(もちろん俳優)がお酒を飲んでいるときに、隠しカメラに向かって「これぞ、ビールだ」と商品をこっそりアピールしたり、妻が芝刈りを見て「そろそろ新しいの買ったら?」と勧めたりします。夫婦けんかしている時には「このココアで気分を取り直して。ニカラグア山からとれた自然のココアでできてるのよ。」と妻が言ったりします。(このセリフは明らかに不自然で、トゥルーマンにも「なぜそんな無意味な話をするんだ!」と言われてしまいます)
そのうち、自分が住んでいる世界の違和感に気が付いたトゥルーマンは何とかその「世界」から脱出しようと試みます。幾多の妨害がある中でトゥルーマンがどんな選択をするのかは見ものです。
トゥルーマンから得られる教訓(若干のネタバレ含む)
トゥルーマンが「世界」の異変に気が付いて、「世界」から脱出する姿を見て、「何でも鵜呑みにせずに疑うこと」や「勇気を出して行動すること」といった教訓が得られるのではないかと感じました。トゥルーマンが疑ったのは「世界」そのもの。彼は「世界」を疑い、その疑いと向き合ったことで「外の世界」を知ることが出来ました。時には「当たり前」と思っていることも疑ってみることが大事なのかもしれません。そして、「行動すること」ですね。「世界」からの妨害に対して諦めずに立ち向かっていくことで道が開けるのだと教えてくれます。
一度はぜひ見てほしい映画です!
コメディ映画なので面白い一方で、こんな番組があったらちょっと怖いなと思いますね。いつもとは違った刺激がほしいときに見てほしいですね。本当にオススメします!
トムハンクス主演「フォレスト・ガンプ」
Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get.(人生はチョコレートの箱、開けてみるまで分からない)
(映画「Forest Gump」より)
やっと、ここまでたどり着きました。今回一番オススメしたい名作「フォレストガンプ」です。
この映画は結構長いです(2時間半)。長くて、途中疲れるんですが、観終わった後の爽快感は納得のいくものがありました。「フォレスト・ガンプ」という決して恵まれた境遇に生まれたわけではない主人公が、いろんなことを経験しながら真っ直ぐに生きていく姿はきっと感動すると思います。
映画は、フォレスト・ガンプの語りから始まります。彼の物語の始まりは、彼の幼少期から。知能指数が低く、何とか普通の小学校に入る少年時代。足の速さを見込まれてアメフトに打ち込んだ大学時代。激動の時代を駆け抜けたベトナム戦争時代。(「あさま山荘事件」はこの頃起きた事件)かつての戦友と共にビジネスを起こした青年時代。
フォレスト・ガンプといば有名なのは卓球のシーン。こちらです↓
これくらいうまくなったら楽しいでしょうね。この日は「ミックス。」も見ていたので卓球欲が高まって、翌日卓球に行きましたね。
なんだかんだで最終的にはお金持ちになる
実にアメリカらしいところかなと思うんですが、最終的にフォレスト・ガンプはお金持ちになります。最後の方でとある「フルーツ」の会社に投資してそれが大当りするのですが、それが何なのかは見てのおたのしみです。まあ、それまでのフォレスト・ガンプの生き方を見ているので、そこまで違和感はありませんでしたが、「努力は報われる」的なことをアメリカの映画で見たのは新鮮味がありましたね。
アメリカの映画って(特にヒーローもの)、「ある日突然に」みたいなものが多くないですか?ある日突然蜘蛛に噛まれたり、ある日突然ちっちゃくなるスーツを手に入れたり、ある日突然地球外生命体に寄生されたり…。話は変わりますが、最近多い「なろう系作品」も「ある日突然」な話ですよね。ある日突然異世界に行ってとか、損何ばっかりじゃないですか?いや、別に否定するわけではないんですけど、そればっかりっていうのもね。
時間のあるときにワインとチーズ片手に見てほしい
この映画の良さを語るには語彙不足を感じているので長々と書くことはしませんが、やっぱり名作と言われるだけあって味わい深い映画です。2時間30分と最近の映画に比べると長いですが、時間を作ってみてほしい映画です。コーラとポップコーンよりもワインとチーズがよく合いますよ。
前回1時間かけて書いた記事が蒸発してしまった悔しさもあって、今回の記事はそれ以上かけてしまいました。久しぶりにこんなに映画を見たんですが、やっぱりいいですね。来週はリベンジで「るみちゃんの事象」の紹介記事を書こうと思います(メンテナンスには気を付ける)。