最終回!現代アートのゆかいな仲間たち
先週末に梅雨が明けて、部屋の不快指数が急上昇してます。
土曜には隅田川花火大会に行ってきましたが、ほとんど見えず1時間サンダルで歩き回って靴ズレしました。ビルが…マンションが…邪魔なんじゃー!怒 来年はいかないと心に決めました。
今回は記念すべき最終回です!
第1回:現代アートの歴史、東京都現代美術館レポート
第2回:現代アートの見方、世界の現代アート美術館
第3回:現代アートの市場、日本の現代アートイベント
第4回:注目すべき現代アーティスト ←今回
今回は「注目すべき現代アーティスト」と題して、友達に通ぶるための豆知識を紹介したいと思います!
ぜひ知ってほしいオススメ現代アーティストたち
オークションで荒稼ぎ!?ジェフ・クーンズ
前回の記事でも紹介しましたどでかいオブジェクトを作っているアーティストです。オークションをうまく活用し、自分の作品を高く売りさばいています。きっとかなりのお金持ちなんだと思います。いや、間違いなくお金持ちでしょう。作品も前回紹介しましたが、覚えていますか?はい、これです↓ でかいバルーンアートが特徴的なので、覚えやすいと思います。もう一度言います、ジェフ・クーンズです。
ドットが特徴的、草間彌生
この人も結構有名ですよね。はい、直島の「かぼちゃ」の人です。
幼少期から幻覚に悩まされていて、それがもとであのドットを描くスタイルが生まれたのだとか。毒々しくもポップな作品が人を惹きつけます。
なんと、ルイヴィトンとのコラボもやったりしていて、市民権を得ていると言えるでしょう。
直島に行った際には、ぜひカボチャと写真を撮ってきて下さいね。
痛烈に権力批判するバンクシー
東京都水道局の門にバンクシーらしき絵があって一時期ニュースになっていました。
バンクシーは政治批判をテーマに作品を作ることもあるため、都知事が喜んでいいのか?という声もありましたが、まあ、いいんでしょう。
このエピソードも紹介しましたが、オークションで落札された瞬間にシュレッダーにかけられるという演出でも有名ですね。落札者はどんな気持ちだったんでしょうか?
結局、もともと落札した値段で購入したというから驚きです。
バンクシーは弱者の視点から政治や経済の批判をする作品で有名になっています。イギリスのEU離脱のときにもそれを揶揄したこんな絵を描いていました。
イギリスがEUを離脱するということで、EUの旗の星を一つ壊している作品です。背景の建物と見比べてみてもでかいことが分かりますね。他にも戦争や紛争、工場による環境汚染などネガティブなテーマの作品もあります。あと、とりわけスケールが大きいのがこれ。
千葉にあるのに東京と名の付くネズミやら犬やらアヒルのキャラクターがいるテーマランドに似ていますね。イギリスの取材班が撮影したのがこちらの映像です。
ゆがんだア○エル、廃墟のようなお城、やる気のないキャスト、そして大きな耳…。夢の国と似て非なる場所ですね。Dismal(憂鬱)と名のついた、現代社会を強く風刺した内容になっています。このテーマパークは期間限定で公開されて、終了後はそこで使っていた資材を難民キャンプに贈ったそうです。
新感覚の視覚体験を追求する、ジェームズタレル
私が好きな現代アーティストです。金沢にある21世紀美術館に彼の作品があります。
大きな部屋の天井がぽっかり空いてしまっています。この穴には淵が無くて、まるで空の絵が描いてあるように見えます。ずーっと眺めていると不思議な感覚に陥ってきて、空を見ているのか、天井をみているのかわからなくなる喪失感を味わえます。
直島にも作品があり、地中美術館で見ることが出来ます。
これ、写真では分かりませんが、青い部分が空間になっているんです。靴を脱いで入るんですが、中に入ると光に包まれているような不思議な感じを味わうことが出来ます。例えで伝えると、セーラームーンの変身シーンの背景みたいな感じです(伝わるのかこれw)。とにかく、一度行ってもらいたいです。「面白い!」って素直に思える数少ない現代アートだと思います。初心者におすすめです。
食べられそうで食べられない、渡辺おさむ
これ、モデルとか俳優の写真じゃないんですよ。この人、こんな顔して現代アーティストなんです。しかもその作品が女性ウケする作品で、こんなものなんです。
うさぎちゃんです(ジェフ・クーンズもうさぎ作ってたな…)。しかも、ただのうさぎちゃんじゃなくて、いかにも甘そうな感じがしませんか?
これも同様に甘そうな家ですよね。お菓子の家です。お菓子というよりもケーキですかね。本物のクリームとかではないですが、食品サンプルと同じように樹脂とか使ってるあれです。それを使っていろんな作品を作っていて、かつ女性のファンも多いというなかなか稀有な存在です。4月ごろに有楽町の阪急Men'sでもギャラリーが開かれていて、こんな作品が販売されていました。
スイーツ好きにはたまらないかもしれませんね。
終わりに
以上、おすすめ現代アーティストの紹介でした。
1ヶ月の連載企画でお送りしてきました現代アート記事でしたが、お楽しみいただけましたでしょうか。私も同じテーマで1ヶ月書くことがあまりないので途中でネタ切れにならないか心配だったんですが、何とか満足のいく終わり方が出来て良かったです。
これを機に、現代アートに興味を持って作品に触れる機会を作ってほしいですね。美術館だけでなく、街中やお店にも置いてあることもあるのでその時には通ぶってみてはいかがでしょうか。難解で分かりにくいイメージがある現代アートですが、ちょっとでも語れることがあると自慢できるかもしれませんよ?笑
これにて、現代アートシリーズ最終回としたいと思います。来週からは「儲けろ!AIダービー」と称して、AIで競馬予測するシリーズを展開していきたいと思います。こうご期待!