豆腐クマの人の日記

豆腐クマスタンプの作者です。

Nのためにを見終わりました

あと1日で3連休ですね。明日はずっと取り組んでいたハッカソンの発表会があるのでその準備をしています。しかし、テスト前ほど掃除をしたり、小説を読んだりしたくなるものですよね。今日だけで一気に3話分見ちゃいました…。いや、この心理ってなんなんでしょうね。全くやらなくていいことをやってしまう感じ。反省です。明日頑張るしかないです。

 

全10話見終わりました!

前回オススメしていたドラマ「Nのために」ですが、やっと見終わりました。1日あたり2話見ていて、今日だけで3話見ちゃいました。続きが気になって仕方なくて、ついつい見ちゃいました。アマゾンプライムだと待ってるだけで次の話が始まってしまうのでなかなか抜けられなくて困っています。

長いトンネルにいるような感じがしました

Nのためにのストーリーには今回触れないでおこうと思うんですが、全体をざっくりまとめると、常にバッドエンドルートみたいなラブストーリーでした。第一話からいろんな嫌なことが登場人物たちに起こるんですが、その度に陰鬱とした雰囲気になります。特にオープニングのBGMが絶妙な雰囲気を醸し出していて、「オープニングかこんな雰囲気で大丈夫か?」そんな雰囲気です。でも不思議と引き込まれるんですよね。


Nのために 音楽 サントラ back iN the day

毎回始まり方がすごいかっこよくて、タイトルが出ると共に最初はグレースケールなんですけど、音楽の盛り上がりに合わせてカラーになるっていうのが独特の雰囲気を出していて、めっちゃ好きになりました。これは本編でぜひ見て欲しいです。

なかなかハッピーにならない展開

前回のブログで紹介した通り、第1話から憂鬱な展開になっているんですが、その後もそんな感じで続きます。さっき紹介した曲の調子と似ていて、途中盛り上がりそうになるんですが、いいと思ったところでまた落ち着くんです。見ていて、もどかしいですが、早く明るい展開にならないかなという気持ちでどんどん先が気になってしまうんです。

登場人物それぞれが「何か」を心の奥に抱えていて、しかもそれが終わりに近づかないと明らかになりそうでならないので、物語の途中で非常に良い緊張感を出しているんです。なんか裏にありそうなんだけど、何かはわからない。それが隠されたまま展開が進んでいき、最後一気にパズルのピースがハマるように明らかになるのは一種のカタルシスでした。

ただ、ハッピーじゃないからといって暗いのかというとそうでもなくて、登場人物たちが必死にもがいているんです。今という辛い現実から少しでもましなところに行こうとがむしゃらに頑張ってて、それが時々一瞬だけ報われるみたいな。そして、また頑張っていく。そういうサイクルを繰り返していきます。

最後まで見る元気のある方は途中で諦めずに最後まで見ていただけるととっても楽しめるんじゃないかと思います。ネタバレを見るとか言語道断ですよ。

愛ってなんだ

このストーリーの根底にはきっと「愛の形」というテーマがあるんだと想像しています。西崎という小説家志望が出てくるんですが、同じぼろアパートにすむ二人に「究極の愛」について聞く場面があります。それぞれが持つ愛の形がどんなもので、各々が大事な人のためにどんなことをしていくのか。そういう視点でも見ていけるんじゃないかな。

ただ、西崎と杉下という二人はそれぞれ特殊な環境で育ったこともあり、かなり一般とは違う「愛の形」を持っています。ただ、それがあまりにも悲しい形でして、「これじゃあ報われないよなぁ」って思うのではないでしょうか。

最後まで明らかにならない事件の真相

冒頭に出てくる事件を中心として話が進んでいくのですが、その犯人は誰なのか?なぜその事件が起こったのかということが最終話までわからず進んでいきます。高野という定年を迎えた元警察官がその事件を調べていくのですが、その高野も真実がわからなくてやきもきした感じを持ち続けていきます。そうやって最後にやっと(視聴者にのみ)事件の真相が明らかになります。人によっては最後まで真相がわからないままという登場人物もいるのですが、そこにも納得のいく理由があって、見ていてスッキリします。

まとめ

久しぶりにこんな面白いドラマに巡り会えた(6年前のドラマだけど)という作品でした。本当に、面白かった。こんなに引き込まれたのは砂の塔以来ですね。もしまだ見ていなくて見る余裕のある人はAmazonプライムで見れるので見て欲しいです。1話1時間で全10話なので、週末1日あれば十分見れますね。一気に大人見しちゃいましょう!